Keyball61
トラックボール内蔵の左右分離Column-staggeredメカニカルキーボード
Let’s Split以来約5年ぶり、3台目となる自作キーボード[1]。相当なブランクがあるが、以前よりむしろ半田づけが上手くいったのは気のせいか。
自分は実はキーボード自体にはそんなにこだわりはないのだけれど、ThinkPadで育ってきた身として、キーボードとポインティングデバイスとの一体化に関しては2015年から実に足掛け8年、夢見て研究しては挫折してきた。それから数年後、日本に自作キーボードブームが訪れ、多くの自作キットが誕生する中、おそらく初めての実用的なトラックボールを付けられるKeyballシリーズが登場。作者さんが個人で作っているため需要に全くマッチしていない生産スピードは、再販されるたびに5分で完売するという熱狂を生んでいた。
トラックボール自体初体験だったが、かなりスムーズに移行できていると思う。これだけのトラッキング精度が出るのは正直驚き。
家に(5年以上)死蔵していたスイッチとキャップ、Pro Micro(マイコン)がちょうどあったので、ほぼ部品の追加購入なしで組めた。若干1キーだけ基板の配線不良か何かで反応しなかったが、基板の外側で無理矢理導線で回路を繋ぎ無事完動。正確には右手側のOLED(ディスプレイ)が動かないままだけれど、諦めた。トータル丸1日くらいかかった。
最近の自作キーボード界隈では、RemapとかVIAとか、とにかくファームウェア周りがめちゃくちゃ進化しており、驚くほど簡単になっていた。結局自分の欲しい挙動を実装するのに自前でコード書いてビルドすることにしたけれども。
- 自作PCと同様、既製品のキットを組み合わせて作るだけで「自作」を名乗る文化がある。 ↩︎
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