来年こそは届いてほしいスマートグラス「Vue」


この記事は届かないクラウドファンディング Advent Calendar 2018の第13日目の記事として書かれました。
第12日目はpluis9さんによる「届かなかったiPhone用スタビライザー」です。


こんにちは。
アドベントカレンダーの季節ですね。
自作キーボードでいっちょ書いてやるかと思ったらカレンダーがあふれていてそっ閉じしてしまいました。
今日はキーボードではなくて、まだ届かないVueというプロダクトの話です。

2016年11月、Kickstarterで244ドルbackしました。
JavaScriptのフロントエンドフレームワークとは関係ありません。
簡単に言うと、骨伝導スピーカー内蔵のめがね、いわゆるスマートグラスの走りのような製品です。
ほぼ同時期にKickstarterでZUNGLEというプロダクトもありましたね。
Bluetoothスピーカーとして使えるのはもちろん、電話に出たり、通知を受けたり、いろいろ便利そうです。

届けばの話ですが……。
(てかもうその辺で似たようなの買えそうだな)

というわけでこのVueがKickstarterでfundingに成功した2年前から今まで、 いかに楽観的に出荷予定が設定され、ずれにずれまくってきたか を雰囲気の拙訳とともにハイライトで紹介します。

#8 2016年12月11日 FUNDED! We did it! Thank you!

2016年12月、無事fundingに成功。約半年後の 2017年7月 に出荷する予定らしい。

早速明日の朝には中国のオフィスに戻って製造の準備を続けます!

進捗状況、技術的な情報、そして製造過程で生じた課題などは僕たちから定期的に報告します!

#13 2017年3月16日 Prescription, Development, and More!

スケジュールに関する言及。今思うとこれが不穏なフラグになっていた。

スケジュールにはなるべく余裕を持たせようとしてるけど、まだ早い段階なので今後僕たちのタイムラインに影響を及ぼす今回のような予定変更があるかどうか分かりません。
スケジュールはタイトだし攻めてるけど、真面目に、着実に進捗があります。
サーベイもよろしくお願いします!

#14 2017年4月29日 April Update

当初の出荷予定3か月前にして、一回目の遅延報告。

単刀直入に。技術的な問題が見つかって、後戻りすることになりました。
プリント基板(PCB)のコンポーネントを大幅に置きなおしたり、パーツの配置もやり直したりしないといけないような問題で、
僕たちとしては巧遅拙速に適当に直してプロダクトをだめにするのではなくクオリティを重視する方針です。
というわけで、3か月遅れて 2017年10月 を考えています。

#19 2017年9月1日 August Update: Timelines, Progress, and more!

二回目。まだ結構謝る気持ちがつよい。

最近いくつか課題が見つかって、またスケジュールを遅らせて 2017年12月 にしました。
怒りはよくわかります(僕たちも同じ気持ちだよ)。
とはいえ、時間はかかってしまっているけど、プロダクトはしっかり形になり始めていて、遅れた分さらにクオリティの高いものをお届けできるはずです。

#22 2017年12月1日 November Update

早くも三回目。なんかポエムみたいのでごまかそうとしてくる。

前回設備 (tooling) に問題がある件に触れましたが、数週間解決のために使った結果結局この設備には致命的な問題があると判断し、使わないという決断をしました。
このため、そしてそれに加えて中国の旧正月のため、出荷見込みを 2018年3月 に遅らせます。
もちろん皆さん遅延に次ぐ遅延でこのプロジェクトは宙ぶらりんのやばい状態だと思っていると思います。
でも絶対そうではありません。
これらの問題はすべてどんなプロダクト開発でもぶち当たるごく普通の壁だからです。
もちろんもっと簡単に、素早くこれらの問題が解決できればよかったとは思います。
しかし物事はだいたい予想より長くかかるものです。
プロダクトを実現するのは難しいものですし、ましてや小さなチームではなおさらです。
ですが、みなさんの支援のおかげでこのプロダクトにはチャンスが、アイウェア市場の未来を創れる可能性があります。みなさんのおかげです。

#25 2018年2月17日 February Update—Lunar New Year

不穏な予告。これ見たみんな「まただめだったな……」と思ったと思う。

僕たちはまだ3月に出荷を始めたいというつもりではいますが、工場とミーティングをするまではどうなるか確実なことはわかりません。
次回は3月の中頃にまたアップデートしてスケジュールをはっきりお伝えします。

#26 2018年3月20日 March Update—Mass Production Prep

はい。

残念ながら、3月に出荷するという目標は守れないことになります。
新しいスケジュールでは、出荷は 2018年7月 になります。
いつものことながら、見積もりを守れなかったこと、申し訳ありません。

#28 2018年6月1日 May Update: Pre-production Work

また予告。フラグをきっちり立ててくるのがすごい。

歩留まりが芳しくなく、またスケジュールが押してきました。
しかしこの問題を解決するためにすでに動き出しています。

歩留まりを計算するに、7月には最初の1000個の生産を始めることができて出荷もできる見込みです。

#30 2018年7月26日 July Update: Off To The Races!

このあたりから、順調ですよみたいなテンションでしれっと1か月遅らせてくる新技法が導入される。

前回のアップデートでもあった通り、工場とプリプロダクションを進め、歩留まりを改善し、最初の1000個の生産を始めるプランでした。
We’re excited to say 最初の1000個の生産に取り掛かっています!!
このフェーズに入れたことはexcitedよりもっとそれ以上です。

これらの1000個の出荷は 2018年8月末 になる見込みです!

#31 2018年9月1日 August Update: Reliability Testing

またしれっとずらしてくる。ここからアップデートのタイトルが日付と合わなくなってくる。

あと2,3の疲れる試験を終えれば、injection moldingを始めます。
これで最初の1000個は1,2日で生産でき、そのあとは組み立て工程にそのまま進みます。
つまり最初の生産バッチを8月末にという目標は逃してしまい、タイムラインは 2018年9月 にずれたということです。

#32 2018年10月1日 September Update: Factory Days

ちょっとずつずらしてくるテク。

なんで正確な日付を決められないのか、なんでいつも「~のいつか」という出荷見込みにしかならないのかという質問をたくさん受けますが、
正直に答えると、残りの作業が動的だからということになります。

目下最初の1000個の出荷は 2018年10月 を目標にしています。

#33 2018年11月1日 October Update: Refining The Process

言い訳がましくなってきたな。

残念ながら、作業員のトレーニングが予定より遅れているため、10月と自分たちで決めたゴールは守れませんでした。

最初の出荷は 2018年11月 に可能になるという見積もりです。
しかしながら、タイムラインを決めるというのは、難しいものです。ちょっとしゃっくりしただけで何日分もやり直しになるような。

#34 2018年12月1日 November Update: Making Progress

Vueプロジェクト、3度目の正月を迎えることに。よいお年を。

確かに僕たちはここ2,3回のアップデートで楽観的過ぎました。
生産作業は大変でしたが、楽しいものでした。
工場にいて、ずっと待ち望み続けているたくさんのVueが出来上がっていくのを見ながら、ついすべてうまくいくような仮定を持ってしまっていたのです。
いくつか問題は起きましたが、そのためのバッファが考慮されていませんでした。
というわけで、backerのみなさんに2018年12月に出荷できます! と請け負うことはせずに、新しい出荷予定を 2019年1月 にしたいと思います。


というわけでいよいよ来月には出荷できるらしいです。楽しみですね。
みなさんは締切を適当に決めないでスケジュールを守ってやっていきましょうね。
特に卒論とかが近い皆さんは頑張ってください。
では。


Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *